予防医学と治療医学

予防医学という考え方

今まで私たちは病気にかかると薬を飲んだり、医者にかかったりして、治療に当たっていました。 しかし近年、病気にかかってから治療するのではなく、病気自体にならないように「生活習慣(食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など)を今一度見直し改善する」という予防医学の考え方が注目されつつあります。
インフルエンザなど新型ウィルスへの予防接種もその1つです。また、風邪の予防のためにうがいや手洗いが有効と言われますが、これも立派な予防医学と言えるのではないでしょうか。最近では、テレビや書籍などでも頻繁に「○○への予防・改善」と予防医学が取り上げられておりますので、皆さんもご興味をお持ちのテーマも多いかと存じます。

生活習慣病こそ予防医学が必要

風邪に対する予防策は実践されている方も多いでしょう。同様に生活習慣病に対する予防策も重要です。なぜなら、生活習慣病の多くは自覚症状がないうちに静かに進行(サイレント・ディジーズ)し、症状が現れてからでは既に手遅れの危惧も高く、命の危険にさらされるものが多いからです。 現状の治療医学では完全治療は難しく、克服は非常に厳しいと言わざるを得ない状況です。未然に病巣の進行や発症を防止することがたいへん重要となってきます。

予防医学とは、健康増進・疾患予防を研究・実践する医学の一分野であり、近年、その意義と重要性は各分野で取り上げられ、注目されています。