メタボリックシンドロームとは

メタボリック[*1]シンドローム。最近、よく耳にしませんか?メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とはどんなことをいうのでしょうか。
肥満の型には大きくわけて、「内臓脂肪型肥満=お腹の周りに脂肪がつくリンゴ型肥満」と「皮下脂肪型肥満=皮膚の下に集中して脂肪がつく洋ナシ型肥満」の 2種類あります。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積による内臓脂肪型肥満であり、 さらに高血圧や高血糖、高脂血症[*2]など2つ以上に重複して異常(軽度の異常も含む)がみられる状態のことをいいます。
これら危険因子を安易に放置しておくと重大な病気を引き起こす危険が高まりますので注意が必要です。

メタボリックシンドロームの進行に伴い代謝異常を起こし、
中性脂肪が増える⇒善玉コレステロール(HDL)が減る
血糖値が高くなる
血圧が高くなる
動脈硬化が進行
心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなる

メタボリックシンドロームの定義・診断基準

メタボリックシンドロームの定義・診断基準 ウエスト周囲径が男性85cm以上、女性90cm以上は要注意!

メタボリックシンドローム診断基準検討委員会発表(2006年4月現在)

メタボリックシンドロームの予防と改善

厚生労働省の「平成16年国民健康・栄養調査結果の概要について」では、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者を併せた割合が、男性では30歳代が約20%、 40歳代で40%以上、女性では30歳代が約3%、40歳代で10%以上と発表されました。さらに40〜74歳男性では2人に1人、女性は5人に1人、という結果からメタボリックシンドロームは40歳を堺に急増することがわかりました。
その背景には大きな要因として、食生活の影響や運動習慣(運動不足)が大きく関わっていると考えられています。
あなたの生活習慣は大丈夫ですか?高カロリーの食品や油・塩分を控え、野菜や食物繊維を中心とした食事に加え、食べ過ぎには十分ご注意くださいね。なかなか減らない皮下脂肪に比べ、内臓脂肪は蓄積しやすいが燃焼もされやすいので、ウォーキング(有酸素運動)や 腹筋など筋トレ(無酸素運動)を日常の生活習慣に取り入れることも効果的です。
また、ある種の腸内細菌は脂肪やコレステロールの体内吸収を抑える働きをしています。

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*1:メタボリック(Metabolic):新陳代謝を意味します
*2:高脂血症(こうしけっしょう):血液中の中性脂肪やコレステロールが増加する疾患